ブログ記事を外注したら、もっと稼げるようになるのだろうか?

ブログ運営で外注を経験している副業Webライターが解説していきます。
ブログ記事を外注できると、収益を自動化できると思うかもしれませんが、現実はそこまで甘くはありません。
この記事では、ブログ初心者が記事を外注しても稼げない理由と、外注化する際にクリアすべき点を解説していきます。
ブログ記事を外注しても稼げない3つの理由
初心者がブログ記事を安易に外注しても稼げない理由は3つあります。
- 適切なキーワードを選定できないから
- 検索上位にできる記事構成を作れないから
- ライターを目利きできないから
それぞれ詳細を見ていきましょう。
適切なキーワードを選定できないから
適切なキーワードを選定できないのに、記事を外注してもうまくいきません。
適切なキーワードとは、収益につながるキーワードか、集客につながるキーワードのことです。
収益にも集客にもつながらない記事を外注しても、お金が出ていくばかりで、ブログにプラスになることがありません。
外注する記事の目的(収益か集客か)と、キーワード選定の意図を言葉にして説明できないと、ライターに適当な記事を書かれてしまいます。
検索上位にできる記事構成を作れないから
キーワードを選定できても記事を構成できなければ、記事を検索上位に表示できません。
記事が検索上位で表示されなければ、その記事が収益やアクセスを生む可能性は低いので、やはりお金と時間の無駄になってしまいます。
もちろん、優秀なライターであればキーワードを伝えただけで、検索意図と構成を作れるでしょうが、そういうライターは当然単価も高いです。
その単価に見合うだけの収益を上げられなければ、外注しても収支がマイナスになってしまいます。
ライターを目利きできないから
キーワード選定と記事構成を自分である程度作れいないと、ライターの目利きもできません。
ライターの目利きには外注経験自体が必要ではあるものの、その前に自分が基本的なスキルを身につけておかないと、ライターのスキルレベルを把握することすら難しいでしょう。
ライターを目利きできないうちに、外注しても低品質の記事を量産するだけになってしまいます。
外注を始める前にクリアしておきたい2つのこと
では、外注を始める前に最低限クリアしておくべきことは何か?
以下2つです。
- ブログで収益を上げること
- キーワード選定と記事構成ができること
それぞれ詳細を見ていきましょう。
ブログで収益を上げること
外注の前に、自分のブログで最低限の収益を上げられる状態にしましょう。
ブログで収益が上がっていないのに、記事を外注したら赤字になってしまうからです。
月に1万円でもよいので収益を上げられるようになれば、その収益の範囲内で外注する限りは黒字にできます。
理想的なのは、成功した記事Aができたときに、記事Aと同じ形で記事B、記事C、記事Dと書いていけば成功できるとわかることです。
この状態になれば、記事B、C、Dを記事Aと同じように書くように外注ライターに依頼すればよいからです。
実際に、私はある月3,000PVのそこそこヒットした記事を作ったときに、同じ見出し構成で記事を2つ外注して、それぞれ月5,000PV、月2,000PVのアクセスを得たことがあります。
このようにヒットする記事のジャンルと見出し構成がわかれば、ある程度自信を持って外注に依頼できるようになります。
キーワード選定と記事構成ができること
偶然ブログで収益が上げられている状態だと、外注ライターに成功の再現性ある記事を指示できません。
収益を上げている記事が、キーワードと記事構成の観点でうまくいっている理由を自分なりに言語化できるようにしておきましょう。
たとえば、以下のようなことを言語化する必要があります。
- 選定したキーワードはなぜよかったのか?
- 記事構成は他と比べてどういう点が優れていたのか?
これらを言語化できるようになれば、外注ライターにも的確に指示を出せるようになります。
ブログ記事の外注を成功させる4つのコツ
上記2点をクリアできれば、記事の外注に踏み出してもよいでしょう。
外注を成功させるコツは、以下4つあります。
- キーワードの検索意図と構成を事前に伝える
- 一次情報を書いてもらう
- 記事の修正点をフィードバックする
- ライターのモチベーションを上げる
それぞれ詳細を見ていきましょう。
キーワードの検索意図と構成を事前に伝える
記事で狙うキーワードの検索意図と構成を必ず事前に伝えるようにしましょう。
この2つが十分に伝えられていないと、意図した内容とまったく異なる記事が出てきてしまいます。
下手をすると全部書き直しになるくらいの修正が必要かもしれません。
そうなると、ライター側にも不満が溜まってしまい、関係性を悪化させる原因になるので、必ずキーワードの検索意図と構成を事前に伝えておきましょう。
可能であれば、キーワードから想定されるペルソナを伝えておくのもよいでしょう。
もし、キーワードと検索意図を知られてはまずいと思うなら、その記事は外注しないのが正解です。
一次情報を書いてもらう
ブログ記事には、本やネットの情報をベースにした二次情報よりも、実際に見聞きしたことをベースにした一次情報を盛り込む方が、記事の価値は高くなります。
外注するとライターの体験談を盛り込めるので、自分ひとりでは集められない一次情報に基づく記事を作れます。
一次情報を書いてくれるライターであれば、多少ライティングスキルが低くても、リライトして価値ある記事に仕上げることも可能です。
記事の修正点をフィードバックする
ライターは長期的な付き合いにした方がお互いやりやすくなるので、育てる感覚を持って接しましょう。
そのためには、記事の修正点を都度フィードバックすることが大事です。
「ここがこういう理由でまずいと思ったので、このように修正しました」ということを丁寧に伝えることで、ライターも次に記事を書くときに注意すべき点を明確にできます。
最初は少し面倒ですが、長い目でラクをしたいなら、欠かさずにフィードバックすることをおすすめします。
もちろん、何度フィードバックしても直せないライターとは、仕事を継続しない方がよいでしょう。
なお、外注ライターに伝えるフィードバックのポイントは、以下の記事に書いています。
ライターのモチベーションを上げる
ライターと良好な関係を築くために、フィードバックとあわせて大事なのが、モチベーションを上げることです。
典型的なモチベーションアップの方法は、うまくいったことを褒めるという方法でしょう。
丁寧にフィードバックをするだけでも「この人は、私に期待しているのか」と思ってモチベーションを上げてもらえます。
ちなみに私は、あるブログ運営の一部を外注ライターに任せていますが、ブログ収益のうちのある割合を報酬とすることをモチベーションアップ策としています。
たとえば、ブログで20万円の収益があったときに、そのうちの何パーセントかを報酬と支払う約束にしているのです。
頑張って結果を出せば、その頑張りがそのまま報酬に反映される仕組みです。



外注する際には自分のスキルも必要ですが、人をマネジメントする能力も要求されます。
ブログ記事の外注に関する【よくある質問】
まとめ
以上、ブログ初心者が外注してもうまくいかない理由と、外注を成功させるためのコツについて解説していきました。
初心者の外注がうまくいかない理由は、以下3つです。
- 適切なキーワードを選定できないから
- 検索上位にできる記事構成を作れないから
- ライターを目利きできないから
外注するためには、以下2つのことをクリアしておく必要があります。
- ブログで収益を上げること
- キーワード選定と記事構成ができること
その上で、外注を成功させるコツは、以下4つです。
- キーワードの検索意図と構成を事前に伝える
- 一次情報を書いてもらう
- 記事の修正点をフィードバックする
- ライターのモチベーションを上げる
初心者がラクをしようとして、いきなり外注をしてもうまくいきません。
まずは、自分自身でスキルを身につけて、その上で外注を利用しましょう。

