ブログでアフィリエイトをやっているけど、まったく売れないよ。。。

ブログ歴5年以上の副業Webライターです。
ブログを始めてみたものの、アフィリエイトでまったく成約しないことは、初心者あるあるの1つです。
私もブログを始めたばかりの頃はアフィリエイトがうまくいかず、「本当に売れるのか?」と半信半疑になりながらも、試行錯誤の日々でした。
しかし、売れない原因を1つずつ解決していくことで、少しずつ売れるようになっていき、今では副業にしてはそこそこの収益を稼げるようになりました。
この記事では、私の体験談も踏まえて、アフィリエイトで売れない理由と、売れるようにするための方法を解説していきます。
アフィリエイトで売れない3つの理由
ブログで収益を上げるためには、PV(ページビュー)、CTR(クリック率)、CVR(成約率)の3つが重要です。


ページビューとは、ページが閲覧された回数、CTRとはページビューに対するクリックの割合、CVRとは広告をクリックした人が成約に至った割合です。
アフィリエイトの場合は、ここに案件の単価と、承認率を加えて、以下の方程式で収益を表現できます。
PV × CTR × CVR × 案件単価 × 承認率
ちなみに、私のブログで扱っている案件のうち、5つの案件でCTRとCVRを見てみると、以下のとおりです。
案件 | CTR | CVR |
A | 2.7% | 11.0% |
B | 2.9% | 12.4% |
C | 3.3% | 5.9% |
D | 1.6% | 8.8% |
E | 4.9% | 16.7% |
表を見るとわかるように、そこそこ売れる案件だと、CTRが2~5%、CVRが5~15%くらいです。
ここで、改めて収益方程式を見ると、アフィリエイトで物やサービスが売れないパターンは、以下の3つに分類できるとわかります。
- アクセスが少ない(PVが少ない)
- アフィリエイトリンクをクリックされない(CTRが低い)
- リンクをクリックされても成約しない(CVRが低い)
それぞれ詳細を見ていきましょう。
アクセスが少ない(PVが少ない)
そもそものアクセス数が少ないと、アフィリエイトでは売れないままです。
仮にCTRが3%、CVRが10%だとしても、アクセス数が1ヶ月で100PVだと、3ヶ月に1回くらいしか成約しないことになります。
100PV × CTR3% × CVR10% = 発生件数0.3件
そのため、アクセスを集めることは収益をあげる上での基本になります。
ただし、むやみにアクセスを集めても収益にはつながらないので、アクセスの質は重要です。(後半で詳細を解説します)
アフィリエイトリンクをクリックされない(CTRが低い)
アクセスが集まっていても、CTRが低いと売れません。
たとえば、アクセス数が1ヶ月で5,000PVあったとしても、CTRが0.1%だとクリック数は5にとどまります。
仮にその案件でCVRが10%あったとしても、2ヶ月に1回しか発生しません。
5,000PV × CTR0.1% × CVR10% = 発生件数0.5件
CTRが低くなる最も大きな原因は、アクセスした人がその広告(解決策)に興味がないからです。
そして興味がない理由は、アクセスした人とその解決策を買う人の属性が一致していないためです。
たとえば、おいしいタイ料理の店を紹介する記事で転職サイトのアフィリエイトリンクを貼っても、ほとんどクリックされません。
かなり極端に見えますが、これくらい興味の薄い人を集めてしまっているケースは少なくありません。
また、もう1つの理由として、クリックすることにリスクを感じることも挙げられます。
「このリンクをクリックしたら、変なものを売り込まれるのではないか?」と思ってしまうと、人はなかなかリンクをクリックしてくれません。
リンクをクリックされても成約しない(CVRが低い)
アフィリエイトリンクはクリックされているのに、CVRが低いケースもあります。
たとえば、アクセス数が1ヶ月で5,000PVで、CTRが5%あるのに発生がゼロというケースです。
5,000PV × CTR5% × CVR0% = 発生件数0件
実は始めて間もない頃の私は、この状態に陥っていました。
1つの理由は、CTRが低い場合と同様に読者と案件の属性が合っていないことです。
興味本位でクリックはするものの、大して興味がないためアクションを起こさないのです。
もう1つ、興味はあるものの、その案件を解決策にはしたくないというケースもあります。
- 本当に効果があるのか心配
- 値段が高い
- 何となくうさんくさい
読者にこのような心配が残ったままだと、リンクをクリックされたとしても成約には至りません。
アフィリエイトで売れるようにする4つの解決策
ここからは、アフィリエイトで売れるようにする方法を解説していきます。
理由のところで挙げたPV、CTR、CVRのうちのどれか、または複数に対する改善策を挙げていきます。
- 質の高いアクセスを集める
- 売れる案件を選ぶ
- アフィリエイトリンクのクリック率を上げる
- セールスライティングを取り入れる
それぞれ詳細を見ていきましょう。
質の高いアクセスを集める
アフィリエイトで売れないと、「とにかくPVだ!」とアクセスを集める人もいますが、集客の質が悪いとCTRもCVRも低いままなので、収益につながりません。
したがって、収益につながる質の高いアクセスを増やす必要があります。
収益につながる質の高いアクセスとは、以下のような人を集めることです。
- その商品を買うつもりの人
- その商品で悩みを解決できると思ってくれる人
このような人たちはCTRもCVRも高くなるので、PVが大きくなくても、収益につなげられます。
たとえば、3,000万PVで月6万円(PV単価20円)くらいを目指すことも十分可能です。
質の高いアクセスを集めるためには、キーワード選定と、キーワードの背景にいるペルソナを理解する必要があります。
売れる案件を選ぶ
質の高いアクセスを集めると、アフィリエイトリンクをクリックしてくれるようになるので、売るための土壌ができあがります。
つまり、PVとCTRの壁が超えられます。
次に考えるべきことは、売れる案件を選んでCVRを上げることです。
たとえば、大手の商品Aと、新興企業の商品Bがあったとして、どちらが売りやすいでしょうか。
一般的には、商品Aの方が売れやすいはずです。
ここで、「商品Bの方が高いアフィリエイト報酬だから、商品Bをおすすめしたい」と思ってはダメです。
買うのはブログの読者なので、読者から見て積極的に買いたくなる方を選んでおすすめするべきでしょう。
読者が買いたくなる商品を選べば、CVRも必然的に高くなります。
もちろん商品Bの方が本当におすすめだと思うなら、商品Bをおすすめしてもよいですが、その場合は読者が納得できる理由を書くようしましょう。
アフィリエイトリンクのクリック率を上げる
CTRをさらに高めるためには、以下のようなことが有効です。
- 読者がクリックしたくなるタイミングでリンクを設置する
- 読者にとってハードルの低い言葉を使う
- マイクロコピーを入れる
これらの詳細は、以下の記事で詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。
セールスライティングを取り入れる
売れるようにするためには、セールスライティングを取り入れることも有効です。
セールスライティングとは、読者に買う理由を与えるためのライティングテクニックのことです。
セールスライティングにはさまざまな手法があり、すべてを覚えるのは大変でしょう。
ですので、私の場合は本当に重要な3つのポイントをベースに、ある程度テンプレート化して運用しています。
以下の記事で詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。


「アフィリエイトで売れない」ことに関連する【よくある質問】
「アフィリエイトで売れない」という人から、よくある質問をまとめました。
まとめ
以上、アフィリエイトで売れない理由と、売れるようにするための解決方法でした。
アフィリエイトの収益方程式から考えると、売れない理由は以下3つです。
- アクセスが少ない(PVが少ない)
- アフィリエイトリンクをクリックされない(CTRが低い)
- リンクをクリックされても成約しない(CVRが低い)
これらの理由を踏まえると、以下4つが有効な解決策になります。
- 質の高いアクセスを集める
- 売れる案件を選ぶ
- アフィリエイトリンクのクリック率を上げる
- セールスライティングを取り入れる
アフィリエイトは売れるコツを掴むのに時間がかかるものの、一度売れ始めると「なぜ、あんなに苦しんでいたのだろう?」と思うくらい次々に売れ始めますよ。
あきらめずに取り組んでいきましょう!