フリーランスのWebライターになりたいけど、未経験から始めても大丈夫なのだろうか?

1文字5円以上で記事を書く副業Webライターが答えていきます。
Webライターの仕事でフリーランスになるのは簡単ですが、やり方を間違えるとジリ貧になってしまいます。
この記事では、Webライターの仕事でフリーランスになる方法と、ジリ貧にならないための方法について解説していきます。
フリーランスのWebライターがやる主な仕事
フリーランスのWebライターがやる主な仕事は、以下4つです。
- 記事の執筆
- 記事の構成
- 記事に関する取材
- Webサイト全体の構成
それぞれ詳細を見ていきましょう。
記事の執筆
Webライターの最も基本的な仕事は、記事を書くことです。
Webサイトに掲載されるブログ記事やコラム記事の文字数は、2,000文字から4,000文字くらいなので、4,000文字くらいの記事を書けるだけの執筆スキルは必要になります。
この後に書く記事の構成や取材のスキルがなくても、執筆のスキルだけで仕事は取れますが、どうしても単価が低くなってしまいます。
一般的に、「記事の執筆だけできます」という人の文字単価は、1文字1円未満になることも多いです。
記事の構成
記事の構成とは、文章全体としてターゲットの読者に目標のアクションを起こしてもらう設計を考えることです。
記事のタイトルや見出しをつけることも構成の仕事に含まれます。
文字数が3,000文字を超えると、文章全体で支離滅裂にならないようにする構成力が重要になってきます。
長文のタイトルと見出し構成ができるようになると、1文字1円超える単価も視野に入ってきます。
セールスライティングができたり、SEOの知識を持っていたりすると、さらに単価を上げていけるようになります。
記事に関する取材
記事に関連する情報を取材できる能力があると、さらに価値が高まります。
比較的な簡単な取材方法は、以下4つです。
- 記事の対象となる商品やサービスの公式サイトやニュースリリースなどを調べる
- 記事の対象となる商品やサービスの競合を調べる
- 記事に関連する公的機関の統計情報を調べる
- 記事に関連するネットの口コミや評判を調べる
記事の中で何かを主張するときに、取材して裏付けをとる癖をつけておくことで、ライターとしての価値は高まっていきます。
さらに難易度の高い以下のような取材ができると、さらに単価を上げやすくなります。
- 記事に関連するアンケートをとったり、インタビューをしたりする
- 記事に関連する写真を撮って状況をまとめる
- 記事に関連する海外の類似事例を調べる
一般的には、一次情報に近く誰もが入手できな情報ほど価値が高くなります。
Webサイト全体の構成
ライティングだけでなく、Webサイト全体の構成を考えて提案できるようになると、さらに付加価値が上がります。
ほとんどの場合、集客して商品を販売することがクライアントの目的なので、その目的を満たせるような構成を記事一式として提案します。



ここまでできるようになると、文字単価という概念ではなく、プロジェクト一式として仕事を請け負えるようになります。
たとえば、サイト設計+20記事執筆で、合計60万円という仕事の請け負い方です。
こうなると、実質的に文字単価を大幅に上げることができるので、より効率的に収益を得られるようになります。
フリーランスWebライターの年収・相場
フリーランスのWebライターの年収・相場はピンキリです。
仮に1日に書ける文字数を1万文字とします。
1文字0.5円の仕事を請け負い、1ヶ月30日フル稼働して30万文字を書くと、収入は以下のとおりです。
30万文字は本3冊に相当するので、文字単価0.5円だと1ヶ月に本3冊書いても15万円にしかなりません。
同じ条件で文字単価を2円にできると、以下のようになります。
この収入水準になれば、フル稼働しなくても生活できるレベルにはなるでしょう。
ですので、フリーランスになるなら、せめて1文字2円くらいの水準は目指したいところです。
ちなみに1文字5円のレベルになると、さらにゆとりを持って仕事をできるようになります。
たとえば、文字単価5円で、1ヶ月15日、1日1万文字を書くと、以下の収入になります。
これだと、1ヶ月30日をフル稼働させる必要がなくなります。
ただし、文字単価5円を執筆スキルだけでは到達させるのは難しいので、記事構成スキル、取材スキル、サイト構成スキルなど執筆以外の部分を複合的に組み合わせて達成させる必要があります。
フリーランスのWebライターになる3つの方法
フリーランスのWebライターになるために有効な方法は、大きく3つあります。
・本や動画講座などを利用して独学で勉強する
・副業でWebライティングの仕事をする
・ライティングスクールに通う
それぞれ詳細を見ていきましょう。
本や動画講座などを利用して独学で勉強する
Webライティングは、独学でもスキルを上げていけます。
独学の方向性としては、大きく3つです。
- 本で勉強する
- 講座で勉強する
- 自分でブログを運営する
これらを組み合わせて勉強するだけでも、十分にWebライターとしてのスキルを上げていくことができます。
より具体的な独学の方法は、以下の記事に書いているので、あわせてご覧ください。


副業でWebライティングの仕事をする
いきなりフリーランスになるのではなく、副業を通じてWebライティングに慣れていくという方法もあります。
Webライティングの副業には、以下のメリットがあり、他の仕事とかけ持ちしながらでも取り組みやすいからです。
- 在宅でも取り組める
- スキマ時間を使ってできる
- 本業の経験を生かしやすい
- 本業に生かせる
副業の始め方は、以下の記事に書いています。


ライティングスクールに通う
「独学が続くかどうか不安」
「誰かと一緒に学びたい」
こんな不安がある方には、スクールに通うことをおすすめします。
スクールに通うと強制的にやる環境を作れますし、同じ目的を持った仲間もできます。
メンターや先輩のWebライターから心得を教えてもらうこともできますし、案件を斡旋してもらえる可能性もあります。
ネット上で口コミの多いライティングスクールは、「ライティングハックス
ライティングハックス


ライティングハックスでは、記事タイトルや、見出し構成などの記事の基本的な書き方に加えて、SEOの基礎、取材記事の書き方、案件を獲得する方法など、Webライターとして独り立ちするための77本の動画がパッケージになっています。
動画を見て終わりではなく、記事の添削サポート(3回まで)があるほか、受講中から卒業後も含めて質問を無制限に受け付けてくるので、独学だけだと不安な人でも安心して学べます。
また、卒業生限定グループで仕事の斡旋もあるので、「スキルを学んでも、仕事をとれるかが不安」という方にも向いています。
価格は69,800円ですが、副業Webライターとして案件がとれるようになれば、2-3ヶ月で十分に元がとれる金額です。
気になる方は、ライティングハックスの公式ページをご覧ください。
SHElikes(シーライクス)


SHElikes(シーライクス)は、女性専用のWeb系スクールです。
「悩みを率直に話せる女性と一緒に学びたい」
「女性ならではライフスタイルを理解してくれる人がまわりにいて欲しい」
こんなニーズを持った方におすすめです。
専門ライターを目指す人のためのWebライティングコースでは、ライティングのプロとして独り立ちできるスキルを学べます。
また、理想のライフプラン・キャリアプランを考えるコーチングや、ティーチング・アシスタントを交えた勉強会などがあります。
SHElikes(シーライクス)公式サイトから、無料体験レッスンに申し込めます。
稼げないフリーランスWebライターにならない4つのコツ
稼げないフリーランスWebライターにならないためには、文字単価、記事単価をいかに上げるかが重要です。
そのためには、以下4つのコツがあります。
- 執筆スキルを常に高める
- 構成力や取材力を身につける
- 専門分野を確立する
- Webマーケティングのスキルを身につける
それぞれ詳細を見ていきましょう。
執筆スキルを常に高める
Webライターとして稼ぐためには、執筆スキルを常に高めておく必要があります。
私は仕事でライティングを外注することもありますが、誤字脱字があるまま納品したり、日本語として意味が通じない状態のまま納品したりするライターもいます。
残念ながらこのような姿勢では、仕事を継続的にとることは難しいでしょうし、単価を上げていくことも難しいでしょう。
こうした細部の基本的なことをしっかり確認する姿勢をもち、かつ自分の書いた文章を常に見直して高めていく姿勢が、競争の中から抜きん出るための基礎になるのです。
構成力や取材力を身につける
クライアントから出てきた構成に従って書くだけのライターだと、どうしても単価を上げるのが難しいです。
一方で、SEOの観点も含めて記事を構成し、記事の主張を裏付ける取材力を持っていると、記事に付加価値をつけて納品できるようになります。
SEOについての基本的な知識は本を読むことで勉強できます。
取材力に関しては、記事を書くことに必ず公的機関・公式サイトの発表や、ネットの口コミを確かめて、記事に盛り込めないかを検討する癖をつけることで上がっていきます。
また、クライアントの商品やサービスを紹介する記事を書くのであれば、「記事を充実させたいので、営業の人にインタビューをさせて欲しい」と申し出るのも1つの方法です。



こうやって取材経験を積めば、取材力が上がっていきますよ。
仮に事情があってできない場合でも、「よい記事を書くために積極的に考えてくれる人だ」と思ってもらえば、損になることはありません。
専門分野を確立する
「●●専門のWebライター」ですと言えるような専門分野を確立することも大事です。
「何でも書けます」というWebライターだと、どうしても買い叩かれてしまうからです。
文字単価5円を超えている私であっても、「何でも書けます」という売出し方をしたら、おそらく1文字1円が精一杯でしょう。
専門分野を絞ったら、仕事の間口が減るのでは?



確かに受けられる仕事の本数は減るかもしれませんが、専門分野を明確にすることで単価を上げる理由ができます。
たとえば、文字単価0.5円で3,000文字を100本を受けると、以下のようになります。
ですが、1文字2円になれば、同じ収入を25本で達成できます。
浮いた時間を他の仕事に使ったり、スキルを上げるための時間に使ったりすれば、収入を増やす機会が広がっていきます
過去の経験の中で、「この分野のことなら人よりも詳しい」という分野があるなら、まずはそれを積極的に打ち出していきましょう。
もしなければ、分野を絞って仕事を請け負いながら、専門分野を育てていきましょう。
Webマーケティングのスキルを身につける
Webライティングは、一般的にWebマーケティングの一部として位置づけられています。
Webマーケティングの知識・スキルを身につけることは、ライティング能力を上げることにもつながりますし、クライアントにより魅力的な提案をできることにもつながります。
たとえば、「貴社の●●の商品は、**のターゲット向けだと思うので、++の方向性でセールスしていこうと思いますが、いかがでしょうか?」と提案できるようになると、クライアントからも一目置かれるようになります。
仮に提案が通らなくても、「この人は、目的を理解してよりよい記事を作ろうとしてくれる人」と思ってもらえれば、継続して案件を受注できる可能性が広がりますし、その中で単価を上げることにもつながります。
【注意点】Webライター1本のフリーランスはリスク大
ここまでフリーランスのWebライターになる方法、単価を上げる方法を書いてきました。



しかし「Webライター1本でフリーランスになってもよいか?」と聞かれた「おすすめしない」と答えます。
Webライターは参入障壁が低く、少し文章を書くのが好きな人・得意な人が参入してくると、あっという間に価格競争になってしまいます。
フリーランスになること自体は全く否定しませんが、Webライター1本ではなく、他の仕事と組み合わせてフリーランスになる方が安定した収入を得られるようになります。
私も1文字5円や、1記事3万円を超える金額でWebライティングの仕事を受けていますが、それでもWebライティングはサブ(副業)として位置づけています。
- Webマーケティング
- コンサルティング
こういった仕事をする中の1つとしてWebライティングの提案をすることで、クライアントに価値を感じてもらえるようにするとともに、過当競争に陥るのを防いでいるのです。
またWebライターとして仕事を請け負うのと並行して、収益化したブログの運営も収入源にしています。
フリーランスのWebライターに関する【よくある質問】
まとめ
以上、フリーランスのWebライターになる方法について解説してきました。
Webライターとしてフリーランスになるハードルは高くありませんが、稼げるようになるには価格競争から脱却して単価を上げていく必要があります。
単価を上げるためには、日々ライティングのスキルを磨き、ライティング以外の売りになる専門性を持つことが重要です。
一方で、どれだけ単価が上がっても、Webライティング1本でフリーランスになるのはリスキーなので、Webライティングと並行して仕事を持てる状況にしておくのが望ましいでしょう。
この記事が、フリーランスWebライターを目指す人の参考になれば幸いです。

