ブログを始めたいのだけど、どこがいいのだろう?
ブログ歴5年以上の副業Webライターが答えていきます。
ブログサービスには、有料・無料問わず様々なサービスがありますが、初めてブログをやる人だと「どれがよいのか?」迷ってしまいますものです。
この記事では、主要なブログサービスを比較した上で、おすすめのサービスを解説していきます。
ブログ運営を資産にするなら「ワードプレス」一択
ブログ運営の経験を自分の資産にしたいなら、「ワードプレス」一択です。
ワードプレスとは、CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)の1つで、細かいプログラミングの知識がなくてもブログやホームページを運営できるシステムです。
ワードプレスは、多くの個人ブロガーに使われているだけでなく、企業のサイトでも使われています。
ブログで収益化を図っている人のうち、約70%の人がワードプレスを使っているという調査結果もあります。
ワードプレスを使うメリット
ワードプレスを利用してブログを書くことには、多くのメリットがあります。
- 好きなように収益化できる
- プログラミングができなくてもある程度自分好みにカスタマイズできる
- 拡張機能(プラグイン)を入れることで、ブログに様々な機能を持たせられる
- ワードプレスの運用経験をスキルとして職務経歴書に書ける
- SEO(検索上位表示対策)をしやすい
つまりワードプレスでのブログ運営なら、「自由」に運営できて、その運用経験が他でも活用できるのです。
先ほども書いたようにワードプレスは、多くの個人ブログ、企業サイトで使われているので、「ワードプレスを操作できます」というだけでも、スキルとして認められるのです。
またブログの集客経路として最重要となる「検索エンジンでの上位表示」の点でも、ワードプレスで独自に作ったブログの方が他の無料ブログよりも有利になる傾向があります。
ワードプレスを使うデメリット
ワードプレスには多くのメリットもありますが、デメリットもあります。
- 最初のセットアップに時間とお金がかかる
- 立ち上げ当初はアクセスがほとんどない
ワードプレスのセットアップには、時間とお金がかかります。
しかし時間がかかるといっても、独自ドメインを契約して、レンタルサーバーを契約しワードプレスをインストールするまで1時間もあれば完了します。
お金もかかるにはかかりますが、初期費用でせいぜい2~3万円、年間の運営費用で1.5万円/年くらいです。
これらをデメリットとして見るかは人それぞれだと思いますが、得られるメリットと比べると決して大きなデメリットとは言えないでしょう。
またアクセスが増えるのに時間がかかるのもデメリットではあります。
しかし一度検索エンジンで上位に表示されると、ある程度放っておいても継続的にアクセスがくるようになるので、最初のその期間を我慢して乗り越えれば、あとが楽になるがワードプレスの特徴とも言えます。
無料で使える主要ブログサービス4選
ワードプレスでブログを書くメリットが多いことはわかったけど、それでも最初は無料で始めたい!
このように思う方に向けて、無料ブログを利用するのがよいでしょう。
ただし無料ブログには、無料で使えるメリットがある一方で、以下のデメリットがあることに留意しましょう。
- 独自ドメインにできない
- 本格的な収益化には向いていない
- 検索上位表示の難易度が高い
- Webライターとしての運営実績にできない
- 運営の一存でBANされる可能性もある
- 後からワードプレスに移行するのが大変
ここからは、アクセス数の多い4つのブログサービスを紹介していきます。
クリエイター向けでマネタイズもできる「note」
noteは、クリエイター向けの無料ブログとして始まったブログサービスです。
デザインは白基調で極めてシンプルになっていて、カスタマイズもできません。
商用利用は可能ですが、貼付できる広告には制限があります。
他の無料ブログサービスに比べてSEOに強い(検索上位表示の可能性が高い)印象がありますが、今後もその傾向が続くかどうかはわかりません。
自分の書いた記事を有料記事として販売することができ、トップクリエイターだとnoteだけでも1記事で100万円を超える人もいます。
note⇒ https://note.com/
はてなのコミュニティでつながるなら「はてなブログ」
はてなブログは、はてなブックマークとの連携や、はてなユーザーとの交流ができるので、ブログ立ち上げ当初からアクセスを期待できます。
ただし無料プランだと運営側の広告が出たり、様々な機能制限もあったりするので、収益化をするには全く向いていません。
はてなブログPROという有料プランにすると、では広告を非表示にしたりアドセンスを利用することが可能です。
ただし収益を主目的としたブログ運営は認められておらず、過去にはてなブログを運営していた人が収益化目的であることを理由に突然BANされたこともありました。
以前だと、はてなブログは検索上位になりやすいという時代もありましたが、今はそうした恩恵も見られません。
はてなの有料プランにして収益化をするくらいであれば、最初からワードプレスでブログを立ち上げる方がよいでしょう。
はてなブログ⇒ https://hatenablog.com/
趣味仲間でつながるなら「アメーバブログ」
アメーバブログは、芸能人・有名人が利用していることで知られていて、無料ブログサービスの中ではトップクラスのアクセス規模を誇っています。
フォロー、いいね、リブログというユーザー同士のコミュニケーション機能が充実しているので、長文を書けるSNSのような位置づけもあります。
ブログを通じてファンを増やしたいとか、同じ趣味の人とつながりたいという目的に適したブログです。
一方で収益化をする方法が、Ameba Pickという公式アフィリエイトだけなので、アメーバブログ単体で収益化するのは向いていません。
アメーバブログをSNSのように利用して、ワードプレスで作ったメインブログに流入させるという使い方はできるでしょう。
アメーバブログ⇒ https://ameblo.jp/
楽天の商品を紹介して収益を得るなら「FC2ブログ」
FC2は老舗のブログサービスで、今でも多くの利用者がいるブログサービスです。
無料プランのままでも商用利用可能で、HTMLやCSSを使ったカスタマイズも可能で、運営側の広告を出さない設定もできます。
アメーバブログ⇒ https://blog.fc2.com/
大手サービスが運営する無料ブログサービス5つ
先ほど紹介したブログ以外には、以下の無料ブログがあります。
いずれもWeb系の大手企業が運営しているサービスです。
gooブログ https://blog.goo.ne.jp/ | ポータルサイトのgooが運営するブログサービスです。商用利用はできないので、趣味目的しか使えません。 |
ライブドアブログ https://blog.livedoor.com/ | LINEが運営しているブログサービスです。商用利用可能で、アフィリエイトにも利用できます。 |
エキサイトブログ https://www.exblog.jp/ | ポータルサイトのエキサイトが運営するブログサービスです。アフィリエイトもグーグルアドセンスにも無料のまま対応可能です。 |
Blogger https://www.blogger.com/about/ | Googleが提供している無料ブログで、無料プランのままグーグルアドセンスによる収益化ができます。 |
楽天ブログ https://plaza.rakuten.co.jp/ | 通販大手の楽天が運営する無料ブログです。楽天が提供する楽天アフィリエイトと連携して収益化できるようになっています。 |
無料ブログサービスからワードプレスへの移転は大変
私は過去に以下の無料ブログを使った経験があります。
- note
- はてなブログ
- ライブドアブログ
この中でメインサイトの補助的な意味で使っているnote以外は、今は使っていません。
はてなブログでは、有料プランまで契約して200記事以上あるブログを運営していましたが、全てワードプレスに移転しました。
「自分好みのカスタマイズができずに物足りない」「SEO対策が難しい」「愛着を持って育てている感覚がない」などが主な理由です。
移転のときに大変だったのが、200記事以上を移転させることでした。
有料プランにしていたので記事データ自体は簡単に取り出せはしましたが、ワードプレスに入れ替えて体裁を整えるのに休日の丸2日、ほぼ徹夜で作業をしました。(もし無料プランのままだったら、記事を1個ずつコピペする必要がありました)
「後からこんなに面倒なことになるなら、最初からワードプレスにしておけばよかった」
これが移転作業をしていたときの率直な感想です。
アカウントさえ作れば手軽に始められる無料ブログですが、ブログが育ってからの移転は本当に大変です。
もし「腰を落ち着けてブログをやろう」と思っているのであれば、導入初期からワードプレスで運営することをおすすめします。
まとめ
以上、「ブログサービスはどこがいい?」というテーマで書いてきました。
「せっかくブログをやるなら、きちんとやりたい」
「ブログ運営の実績をスキルとして活用したい」
「ブログ運営を通じて収益化をしたい」
このようなニーズを持っている方には、わずかな時間とお金を投資すれば立ち上げられるワードプレスでブログを作ることをおすすめします。
無料ブログを使うなら、運営実績や収益化を期待せずに、記事を書く練習程度で位置づけておくのがよいでしょう。