記事のネタがなくて、ブログを書けない。どうしよう。。。
ブログ歴5年以上の副業Webライターが答えていきます。
ブログ初心者がつまずくことの1つとして「記事ネタがない」という問題があります。
この記事では「記事ネタがない」という方に向けて、記事ネタの作り方を解説していきます。
その上で、記事ネタを無理やり作ることのデメリットにも言及していきます。
記事のネタがなくなる理由
そもそもなぜブログ記事に書くネタがなくなるのでしょうか?
主な原因は3つあります。
- 持っている切り口が少ないから
- 普段から記事を書けるだけの体験・情報収集をできていないから
- 記事を次々に書かないといけないと思い込んでいるから
それぞれ詳細を見ていきましょう。
持っている切り口が少ないから
持っている切り口が少ないと記事ネタは出てきません。
たとえば、転職者向けのブログを書くのであれば職務経歴書の書き方を書いた記事は、必須コンテンツになるでしょう。
しかし、「職務経歴書の書き方」だけを書いて終わりだと、すぐにネタがなくなってしまいます。
一方で「職務経歴書の書き方」は、作る人、見る人によって様々な切り口が考えられます。
- 第二新卒の人が書くべき職務経歴書
- 未経験職種を狙う人が書くべき職務経歴書
- 30代の人が書くべき職務経歴書
- メーカーの技術者が書くべき職務経歴書
- Webマーケターが書くべき職務経歴書
- シングルマザーの人が書くべき職務経歴書
このように求職者には多種多様なバックグラウンドがあるので、それぞれの視点で職務経歴書の書き方をコンテンツにすることができます。
他には、以下のような切り口もあります。
- メーカーの人事担当者が採用したい職務経歴書
- 大手企業の役員に刺さる職務経歴書
- オーナー社長が喜ぶ職務経歴書
このように相手方のプロフィールを切り口として記事を書くこともできます。
まずは自分が得意なこと、書きたいことについて、様々な角度から切り取ってみると何が書けるのだろうか?という視点で考えてみるのです。
普段から記事を書けるだけの情報収集をできていないから
いくら多様な切り口を思いついたとしても、情報収集が不足していると記事にしにくいものです。
たとえば、先ほどの例で「メーカーの人事担当者が採用したい職務経歴書」を書こうとしたときに、メーカーの人事担当者がどのような視点を持っているのかがわからないと記事にするのは難しいでしょう。
そうすると普段から、「あの人はどんな視点を持っているのだろう?」「こういうタイプの人はどう考えるのだろう?」と考えて情報収集することが大事です。
もし何かのレビュー記事を書くなら、実際に行ったり利用したりする体験を通じて、情報を収集していく必要があります。
このように、自分が書くテーマに関して普段から情報収集をしておくことで、ふとした瞬間に記事アイデアが出てきて、それがストックとして溜まっていくようになります。
記事を次々に書かないといけないと思い込んでいるから
実は記事ネタがないという人の中には、「そもそも記事をそんなに書く必要があるの?」と疑問に思ってしまうこともあります。
そもそも記事を書くのは何のためなのか?
- 訪問した読者を喜ばせるため
- ブログのアクセスを増やすため
- ブログの権威性を上げるため
このように、さまざまな目的が考えられます。
なのに記事を書くこと自体が目的になっていて、「ネタがない」と苦しんでいる事例も少なくないのです。
実際に記事を書かなくても、ブログへのアクセスは増やせますし、それどころか方向性を定めずに記事を増やすと、ブログ全体の評価を下げることにもつながってしまいます。
「記事ネタがなくてどうしよう。。。」と思う前に、自分は何のためにブログをやっているのか?をもう一度考えてみるとよいとかもしれません。
記事ネタを作る6つの方法
とはいっても、記事ネタがないままでは記事を書けませんし、記事をかけなければライティングも上達しません。
そこで、記事ネタを作るときによくやる5つの方法を解説していきます。
- テーマを決めて記事案を先に洗い出す
- レビュー記事を書く
- 自分が調べて解決したことを記事にする
- 同じテーマを書いているサイトを参考にする
- 同じテーマの英語圏の記事を参考にする
- トレンドを記事にする
それぞれ詳細を見ていきましょう。
テーマを決めて記事案を先に洗い出す
テーマを決めて記事案を先に洗い出しておくことでもネタ切れを防げます。
たとえば「職務経歴書の書き方」というテーマを先に決めておき、先ほど例に出したような記事案を先に作っておくのです。
- 第二新卒の人が書くべき職務経歴書
- 未経験職種を狙う人が書くべき職務経歴書
- 30代の人が書くべき職務経歴書
- メーカーの技術者が書くべき職務経歴書
- Webマーケターが書くべき職務経歴書
- シングルマザーの人が書くべき職務経歴書
このようにテーマに関連する記事を多様な切り口で用意することで、記事ネタがなくなることを防げます。
他には、ラーメン屋のレビューを書くなら、地域ごとの切り口もあるでしょう。
- 東京都港区でおすすめのラーメン
- 東京都目黒区でおすすめのラーメン
- 東京都新宿区でおすすめのラーメン
書くテーマを十分に絞り込めていません。。。
それなら大雑把でよいので、自分がブログに書くテーマを仮決めしましょう。
テーマ設定は記事ネタを考える以上に大事なことです。
レビュー記事を書く
ブログの初級者が最も手っ取り早く書ける記事は、レビュー記事です。
レビュー記事とは、商品やサービスを実際に使って体験した結果をブログに書いたものです。
レビュー記事には、以下のメリットがあります。
- セールスライティングの練習になる
- 収益化しやすい
- 個人ブログでも検索上位を狙える
- ブログ記事を読んだ反応がわかるようになる
レビュー記事を書くと、たいていその商品やサービスをおすすめする形になります。
記事内で商品やサービスをおすすめするためには、記事の中で上手に売り込んでいく必要が出てきます。
そこにアマゾンや楽天等のアフィリエイトを絡めることで、収益化することもできます。
しかもニッチな商品や検索ボリュームが少ない商品だと、初級者のうちでも十分に検索上位を狙えます。
もちろんアクセスは少ないですが、ゼロよりははるかに学びがあります。
少しでもアクセスが来るようになれば、その記事からの反応もわかるようになってきます。
「記事ネタがない」と思うなら、アマゾンで手頃な価格のものを3~4品くらい買ってみて、レビューしてみるのもよいでしょう。
自分が調べて解決したことを記事にする
生活していると、様々な困りごとに直面すると思います。
そうした困りごとを解決した体験を記事にするのです。
たとえばパソコンが壊れて修理に出すなら、壊れたときの様子を写真におさめたり、修理業者とのやりとりを記録に残したりします。
そして無事にパソコンが戻ってきたら、その様子も写真におさめます。
パソコンのビフォーアフターの写真、修理業者とのやりとり、それを踏まえた自分の感想をまとめれば、立派な記事の出来上がりです。
他には、「●●から**への行き方」みたいなコンテンツも記事になり得ます。
一度も行ったことがない人にはわかりにくい場所だと、同じようん悩んでいる人がいるかもしれません。
いずれも一次情報なので、困っている人から見たらとても価値の高い情報になります。
同じテーマを書いているサイトを参考にする
ある程度テーマが決まっているのであれば、同じテーマを書いているサイトを参考にするのも1つの手です。
簡単に言うと、参考にするサイトが、どのようなキーワードでどのような記事を書いているのか調べてみるのです。
私の場合、Ubersuggest(ウーバーサジェスト)というツールで参考にするサイトの流入キーワードを調べています。
Ubersuggest公式サイト⇒ https://neilpatel.com/jp/ubersuggest/
もしそのサイトが検索エンジンで上位表示されているなら、似たようなキーワードと切り口の記事を揃えることで上位表示できる可能性が高まります。
ただし参考にするのは、あくまで記事のキーワードや切り口です。
記事の内容をそのままコピーすることだけは絶対にやらないようにしましょう。
また参考にする際には、何かオリジナルな切り口や情報も加えるようにしましょう。
上位の記事と情報の量や質で大差ない記事だと、検索エンジンから見ても評価されにくいからです。
同じテーマの英語圏の記事を参考にする
同じテーマの記事であれば、英語で書かれた海外の記事も参考になります。
たとえば、「ブログ記事のネタを探す」というテーマなら「create blog post ideas」など打ち込むのです。
Google翻訳やDeepL(ディープエル)などで日本語を英訳したレベルの英語でも十分に検索できますし、検索で出てきた英語を再検索するなどすれば、テーマに近い記事がいくつも出てきます。
出てきた記事を機械翻訳で日本語にするだけでも、切り口、見出しの参考になります。
トレンドを記事にする
世の中で起きているトレンドをそのまま記事にするのもよいでしょう。
トレンド記事のよいところは、初心者でもアクセスを集めやすいことです。
以下のグラフは、実際にトレンド狙いで仕込んだ記事を仕込んでアクセスを集めた事例です。
世の中の人が記事を書いていないうちに記事にすれば、「記事ネタがない」、「アクセスが増えない」という悩みを一挙に解決できてしまいます。
なお、トレンド記事で疲弊せずに、効率的に収益化する方法を以下の記事に書いているので、あわせてご覧ください。
他のブログで紹介されていた87個のアイデア
記事ネタに関するテーマで英語圏のブログを見たところ、87個の記事ネタを紹介しているブログがありました。
以下に一部を抜粋するので、参考にしてみてもよいでしょう。
- あまり知られていない事実を書く
- 映画と現実の生活を比較する
- DIYやライフハックに関する知識を書く
- 配偶者、両親、または子供を驚かせる方法を書く
- お気に入りの場所を紹介する
- 世界のお化け屋敷をリストアップする
- 未解決の謎について書く
- 普段使っているソフトウェアやアプリをレビューする
- パソコンのトラブルと解決法を書く
- 過去の失敗談を暴露する
- 人生の最大の後悔を教える
- 自分のいる業界のトレンドをまとめる
- どのように年齢を重ねてきたかを書く
- 気分をよくするものや活動をリストアップする
- 2つの商品を比較して勝者を選ぶ
87個のすべてが気になる人は、出典元のページをご覧ください。
出典:https://www.blogtyrant.com/what-should-i-blog-about/
記事ネタを溜める記事ネタリスト
上記の観点で記事ネタを洗い出したら、記事ネタリストを作って保存しておきましょう。
私も運営している5つのブログ向けにそれぞれ記事ネタリストを作っていて、定期的に更新しています。
その記事ネタリストに従って、空いた時間に執筆しています。
記事ネタリストには、以下4つのことを書いておきます。
- キーワード(例:「副業 会社にバレない」
- 検索ボリューム(私はUbersuggestで調べます)
- タイトル案(例:「副業が会社にバレないようにする3つ方法」)
- 記事のゴール(例:「会社にバレずにできる副業10選」の記事に誘導する)
このようなリストを50個、100個と溜めて込んでおけば、そのリストを見ながら淡々と記事を執筆できるようになります。
記事ネタを無理やり作るデメリット
ここまで記事ネタを作る方法を解説していきましたが、ないからといって無理やり記事ネタを作って書くのはNGです。
その理由は、以下3つです。
- 読者ファーストの記事にならない
- 検索エンジンの評価が落ちる
- アクセスや収益につながらない
それぞれ詳細を見ていきましょう。
読者ファーストの記事にならない
記事ネタを無理やり作って書いた記事は、記事を書くための記事になってしまいがちです。
記事の本来の目的は、読者にとって価値のある情報を提供することのはずなのに、記事ネタのために書く記事は読者ファースト言えないかもしれないのです。
記事ネタをひねり出したり、ストックしたりすること自体は全く否定しませんが、それが本当に読者のための情報になっているのか?は考えるようにしたほうがよいでしょう。
検索エンジンの評価が落ちる
最近の検索エンジンは、あるテーマに対して記事単発で上位表示するのが難しくなっています。
たとえば転職をメインに書いているブログで、ある1記事だけラーメンのことを書いても、そのラーメンの記事を上位表示するのは難しいです。
だからとって、転職のブログにラーメンの記事を次々に投入していくと、検索エンジンから見て「転職のブログなのか?ラーメンのブログなのか?」がわかりにくくなってしまうので、評価が落ちる原因にもなります。
記事ネタのための記事を書くと、検索エンジンの評価が下がる可能性があることを覚えておきましょう。
アクセスや収益につながらない
読者ファーストでもなく、検索エンジンにもひっかからない記事では、アクセスも見込めなければ、収益も見込めません。
「自分は趣味でブログをやっているから、そんなこと気にしないです」と思っているならよいですが、ブログをアクセスアップや収益アップのためにやっているなら、これでは問題がありますね。
- そもそも何のために記事ネタを考えようとしているのか?
- ブログをどういう状態にできればよいのか?
こうしたことを考えた上で記事ネタを考えるようにしましょう。
まとめ
以上、記事ネタがないときの記事ネタの作り方について解説してきました。
記事ネタを作れない理由は、以下3つです。
- 持っている切り口が少ないから
- 普段から記事を書けるだけの体験・情報収集をできていないから
- 記事を次々に書かないといけないと思いこんでいるから
これを踏まえて、記事ネタを作り出すのに有効な方法は、以下4つです。
- テーマを決めて記事案を先に洗い出す
- レビュー記事を書く
- 自分が困って調べて解決したことを記事にする
- 同じテーマを書いているサイトを参考にする
- トレンドを記事にする
ただし、記事ネタを無理やり作ろうとすると、以下のデメリットが生じるのでご注意ください。
- 読者ファーストの記事にならない
- 検索エンジンの評価が落ちる
- アクセスや収益につながらない