ブログ記事で検索上位をとりたいけど、どうしたらよいのだろう?
ブログ歴5年以上の副業Webライターが答えていきます。
検索上位をとるためには、「質の高い記事を書きましょう」と書かれている解説が多く見られます。
しかし残念ながら、質の高い記事を書くだけでは検索上位に入ることは難しいです。
この記事では、検索評価がどのようになされているかを踏まえて、私が実際にやってみて効果のあった実践的な方法を解説していきます。
ちなみに私は、複数のブログを運営していますが、いくつものキーワードや記事で検索上位をとっています。
たとえばこちらは月10万PVを集めているブログのデータです。
100番目のキーワードでも、平均順位が1.1位になっています。
300番目のキーワードでも、平均順位は3位です。
このように検索上位にあげるコツをつかむと、ある程度は狙ったワードで上位表示させることも可能になります。
検索エンジンの評価の特徴
検索エンジンがどのようなアルゴリズムで評価しているかは、正確にはわかりません。
結局わからないのかよ。。。
正確にはわかりませんが、経験的に言えることはたくさんあるので、これまでの経験に基づいて解説していきます。
細かいことを言うとキリがありませんが、重要視しておきたい点は以下3つです。
- 検索順位は相対評価になっている
- 被リンクは重視されている
- ドメインパワーは必ずしも重要ではない
それぞれ詳細を見ていきましょう。
検索順位は相対評価になっている
検索順位の評価は、相対的な評価になっています。
競合サイトが強ければ検索上位表示は難しいですし、競合サイトが弱ければ検索上位表示は比較的簡単です。
当たり前といえば当たり前ですが、結構忘れがちな点です。
「なんで検索上位にならないの?」と言って悩んでいる人のブログを見ると、「そのキーワードで上位をとるのは難しいですよ」と思うケースも少なくありません。
逆に言うと、相対的に競合が弱い部分を見つければ、狙って検索上位をとれるということです。
被リンクは重視されている
被リンクは重視されている指標です。
元々Googleの検索エンジン評価は、論文の良し悪しを参考にしています。
他の論文に多く引用されている論文は、優れた研究成果を発表している良い論文だと考え方を検索エンジンにも踏襲しているのです。
したがって検索エンジンの草創期から、被リンクは重要な指標として認識されています。
実際に私のブログを見ていても、大学の研究室が運営するホームページのように権威性が高いところからリンクされている記事は、検索上位に表示される傾向にあります。
一方で同じようなクオリティで書いているつもりでも、検索上位に上がらない記事もあります。
大手企業のサイトが検索上位に入りやすいのは、多くの人から引用されたり、口コミで言及されたりしているからというのも大きいです。
ドメインパワーは必ずしも重要ではない
サイトが検索上位に入る力を表す言葉として、ドメインパワーがよく使われます。
ドメインパワーを測れる解析ツールや無料ツールもたくさんあります。
ドメインパワーは強い方が有利であることは間違いありませんが、必ずしもドメインパワーが強いサイトが個別の記事で上位表示できているわけでもありません。
その理由として、以下2つが考えられます。
- そもそもドメインパワーは、Googleによって公式に採用されているものではないから
- ドメインパワーだけでなく、記事が検索意図に答えられているかも重視されているから
したがって「競合のドメインパワーが強いからダメ」とは思わない方がよいです。
実際に私が収益源にしているあるキーワードでは、大手のドメインをおさえて2~4位くらいに食い込んでいるものもあります。
ブログ記事で検索上位をとるための6つのテクニック【具体例あり】
ここからは実際に私がやってみて、効果があったテクニックを解説していきます。
ただし検索意図に答える記事を書いていることは、大前提になります。
その上で、以下のことを試してみましょう。
- キーワードツールに出てこないキーワードを狙う
- トレンド記事を書く
- 被リンクをもらう
- 評価されたジャンルと同じジャンルの記事を量産する
- サーチコンソールに出てきたキーワードで記事を書く
- サーチコンソールを見ながらリライトする
それぞれ具体例を交えて解説していきます。
キーワードツールに出てこないキーワードを狙う
検索エンジンの評価は競合との相対評価と書きましたが、その競合の多くがキーワードツールを見ています。
あるジャンルのキーワードを100個くらい抜き出して、1つずつ検索結果を調べたときに、企業サイトがことごとく全てのキーワードで記事を書いていることがありました。
つまりキーワードツールで調べて記事を書いている限り、激しい競争に晒されるのは不可避なのです。
一方でキーワードツールに出てこないキーワードであれば、誰も知らない自分だけのキーワードになるので、検索上位を独占できます。
実際にキーワードツールに出てこないキーワードで上位に入った例を2つ紹介します。
1つは2021年7月に立ち上げたブログで書いた記事で、立ち上げ直後に検索上位に入りました。
このキーワードでは競合にまともな記事がなかったので、書いたらすぐに上がるのではと期待したら案の定、開設から2週間で検索上位になりました。
この記事のキーワードごとのアクセスは以下のとおりで、月間700PVほどアクセスがあります。(キーワードツールでは、月間50くらいでしたが、関連キーワードでもアクセスを集めて700PVになっています。)
この記事で初動の加速がついたおかげか、ブログ全体で半年後には月間2万PVまでアクセスを稼ぐブログになりました。
他にもツールではまず見つけれないキーワードだけで、月間1,600PVを集める記事もあります。
この記事は主要ワードで長らく1位を独占していて、そのせいもあってSNSでも頻繁にシェアされています。
ツールを見ないで、どうやってキーワードを探せるの?
ツールにはないキーワードを探すコツは、以下のとおりです。
- 自分が困ったときに検索窓に入れた言葉
- ツイッターなどのSNSで言われている言葉や、ハッシュタグに使われている言葉
- 雑誌や本などで出てきた言葉
トレンド記事を書く
トレンド記事を書くのも効果的です。
トレンドになる前の記事供給量が少ないうちに記事を仕込んでおくことで、トレンドが発生したときに、簡単に上位表示できるようになります。
以下のグラフは、あるイベントの2ヶ月前に記事を仕込んで、イベント発生と同時にアクセスが爆発した記事です。
トレンド狙いは、疲れるだけとも聞くけど。。。
トレンドばかりを狙うブログ運営はおすすめしませんが、たまにトレンド記事を書いてアクセスを増やすのはアリですよ。
トレンド記事があたると、「検索上位に表示される ⇒アクセスが増える ⇒被リンクがつく ⇒アクセスが増える…」という好循環を生み出せます。
なお、トレンド記事で疲弊せずに、効率的に収益化する方法を以下の記事に書いているので、あわせてご覧ください。
被リンクをもらう
被リンクをもらうのは昔からの王道ですが、現代でも効果はあります。
被リンクをもらうには、どうすればよいの?
被リンクをもらいやすい記事には以下の特徴があるので、意識して記事を書いてみるとよいでしょう。
- 一次情報を詳細に書く
- 他が書いていない困りごと解決につながる記事を書く
他にも相互リンクをお願いするという方法もあります。
ある記事の関連記事で相互リンクをしたところ、その記事の検索順位が伸びた事例もありました。
この記事が上位に上がった理由が相互リンクだけかはわかりませんが、上位に上がる1つの要因になっていると考えています。
評価されたジャンルと同じジャンルの記事を量産する
ブログを運営していると、なぜかわからないけど評価されるジャンルが出てきます。
たとえば「仮想通貨」「アウトドア」「自転車」のジャンルでブログ運営していて、なぜか「自転車」だけ検索上位に入っているという状態です。
この状態で評価されているジャンルに関連する記事を集中投下すると、軒並み検索上位に表示されることがあります。
この手法は当たると大きいです。
私のブログで2019年7月に書いた記事が、長らく検索上位を取れていました。
その記事ではある会社について書いていましたが、同じジャンルの別の会社について調べて2021年8月に記事を公開したところ、2ヶ月ほどで検索上位(5位以内)になりました。
2022年4月時点では、月間3,000PVほど稼ぐ記事になっています。
検索上位になるジャンルは、Googleから評価されているジャンルなので、集中的に記事を書くと一気にブログのアクセスが伸びる可能性がありますよ。
サーチコンソールに出てきたキーワードで記事を書く
ある程度ブログを書いていると、サーチコンソールに情報が溜まってきます。
そのときに以下のような現象を発見したら、チャンスです。
たとえば転職系のブログを運営していて、サーチコンソールに「転職しないとまずい」というキーワードで60位くらいに上がっているとします。
もし「転職しないとまずい」というキーワードで記事を書いていないのに検索順位がついているなら、そのキーワードを使って別で記事を書いてもよいでしょう。
経験的にこの方法は、検索上位に表示される確率が高いです。
サーチコンソールを見ながらリライトする
サーチコンソールは、リライトにも使えます。
たとえば「転職 簡単な方法」というキーワードで記事を書いているのに、「転職 簡単ではない」というキーワードで表示されているとしましょう。
もし「転職 簡単ではない」というキーワードが記事中に出てこなければ、リライトして「転職 簡単ではない」というキーワードを盛り込みます。
たとえば「転職が簡単ではないと思われる理由」という見出しを追加して加筆してもよいでしょう。
このように実際に検索されているキーワードを見ながら、記事の方をそのキーワードに寄せてみることで、検索上位に上がることがあります。
まとめ
以上、ブログで検索上位をとるための実践的なテクニックでした。
ブログでアクセスを集めるというと、ツールを使ってキーワードを洗い出し、記事を順番に書いていく手法が王道になっています。
しかし王道の手法は競合も多くいるやり方なので、力の弱いうちは以下のような方法を組み合わせながら検索上位表示を目指してみましょう。
今回紹介したテクニックは、以下のとおりです。
- キーワードツールに出てこないキーワードを狙う
- トレンド記事を書く
- 被リンクをもらう
- 評価されたジャンルと同じジャンルの記事を量産する
- サーチコンソールに出てきたキーワードで記事を書く
- サーチコンソールを見ながらリライトする