適切なブログの更新頻度は?【毎日更新はほぼ効果なし】実例を交えて解説

ブログを書くのに最適な更新頻度はどのくらいなのだろう?

ブログを毎日更新した方がよいとも聞くけど、それって本当なの?

ふるや

ブログ歴5年以上の副業Webライターが、ブログの更新頻度について書いていきます。

はじめに私の経験から結論を言うと、ブログの毎日更新は、アクセス数や収益にはほとんど効果はありません。

適切な更新頻度もケースバイケースで異なります。

このあたりのことを実例を交えながら解説していきます。

ブログの記事数とPV数・収益は無関係【3つのブログ例で解説】

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Googleの見解は「ブログの毎日更新は意味がない」

Googleの見解では、ブログの毎日更新は意味がないとされています。

以下Googleの人が「更新頻度を重要視していない」と言っている部分を引用したものです。

There’s no minimum length, and there’s no minimum number of articles a day that you have to post, nor even a minimum number of pages on a website. In most cases, quality is better than quantity.

(日本語訳)ブログ記事に必要とされる最低限の長さ(文字数)や、1日の投稿数などはありません。ウェブページ全体の最低ページ数もありません。ほどんどの場合、量よりも質が大事です。

引用元:Search Console Help

「量よりも質」が大事だとはっきり言っているので、低品質の記事を毎日書くくらいなら、高品質な渾身の1記事を1週間に1回公開する方がよいということになります。

しかし、毎日更新を含めて更新頻度を高めることは、間接的にはSEOの効果がありそうです。

そのケースをいくつか紹介していきます。

ブログを毎日更新する意味があるケース

毎日更新をする意味があり、SEOにも間接的に評価されるのが、以下のケースです。

  • ブログを始めたばかりの初心者がやる毎日更新
  • 新しいブログを立ち上げたばかりのときの毎日更新
  • ブログを見に来るファンがいる人の毎日更新

それぞれ詳細を解説していきます。

ブログを始めたばかりの初心者がやる毎日更新

ブログを始めたばかりの初心者のうちは、毎日更新を一定期間続ける意味があります。

ブログ記事を書くことや、ワードプレスを扱うことに慣れる必要があるからです。

いくら量よりも質が大事とは言っても、初心者が一発で高品質な記事を書くのは無理でしょう。

高品質な記事を書けるようにするには、量を書く過程が不可欠なのです。

ふるや

よく「ブログをやるなら、まず100記事を目標にしましょう」と言われのは、100記事をこなして初めて高品質な記事を書くスタートラインに立てるという考えがあるからです。

訓練を積んで高品質な記事を書けるようになれば、SEOでの評価にもつながってきます。

新しいブログを立ち上げたばかりのときの毎日更新

新しいブログを立ち上げたばかりのときも、毎日更新にはメリットがあります。

なぜなら検索エンジンにブログを認識してもらうのに、1記事や2記事しかないと、「そもそも何のブログかよくわらかない」となって、ほとんど評価してもらえないからです。

またアクセスがあったときに、訪問者が1記事や2記事しかない状態に見てしまうと、すぐに離脱して、その後も繰り返し見てもらう可能性はほとんどありません。

このような状態も検索エンジンからの評価という点では望ましくありません。

ふるや

立ち上げたばかりのブログを検索エンジンに評価してもらうためには、毎日更新をしてある程度の記事をストックしておくのが望ましいのです。

ブログを見に来るファンがいる人の毎日更新

毎日ブログを読んでくれるファンがいるなら、むしろ積極的に毎日更新する方がよいでしょう。

毎日更新をすることで、ファンが飽きずにずっとブログを見てくれるようになり、そうやって毎日呼び込んだアクセスが検索エンジンからの評価に役立つからです。

ファンを作ることは狙ってできるものではないので、初心者には難しいかもしれません。(初心者でなくても難しいですけど)

しかし毎日更新をすることがアクセスにつながると明確にわかっているのであれば、あえて毎日更新をすることにも意味が出てくるのです。

適切な更新頻度は存在しない【ただし目安はある】

毎日更新はあまり意味がないとして、ブログの適切な更新頻度はどのくらいなのか?

今までいくつかのブログを運営してきましたが、正直言うと明確な答えを出しにくいところです。

なぜならジャンルにもよるからです。

検索エンジンの評価は「他と比べてどうか?」という相対的なものなので、あるジャンルでは放置したままでも問題にならないブログもありますし、別のジャンルでは放置しているとアクセスが落ちていくブログもあります。

ふるや

とはいえ経験的に、これくらいの頻度で更新した方がよいという目安はありますので、それを紹介していきます。

20~30記事まではできる限り短期間で書く

20~30記事くらいまでは、できるかぎり短期間で書き上げるのがよいです。

先ほど書いたように、検索エンジンにある程度の評価をしてもらうために、このくらいの記事数があったほうがよいからです。

ふるや

ジャンルによっては20記事より少なくても大丈夫でしょうが、とりあえず20~30記事くらいは短期間で目指したいところです。

たとえば、30記事を毎日更新するなら1ヶ月、2日に1記事なら2ヶ月、3日で1記事なら3ヶ月になります。

なおジャンルによっては、30記事くらいを書き上げたまま放置しても問題ない場合もあります。

たとえば、私のブログの中で30記事を毎日更新した後に、半年以上放置しているブログがあります。

そのブログの検索流入の推移は、以下グラフのとおりです。

あるブログのサーチコンソールのデータ
私が運営しているブログのSearch Consoleのデータ

このジャンルは競合が強くないので、30記事のままでいけると判断して放置していますが、放置した後も順調にアクセスを伸ばして月2万PVを超えています。

その後、狙ったキーワードの半分くらいで上位をとれたこともあり、アクセスがある程度安定した状態になっています。

100記事までは週1以上のペースで書く

もしブログの完成形が100記事を超えるのであれば、100記事までは週1以上のペースで書きたいところです。

30記事までを2日に1回、2ヶ月で書き上げて、31記事目~100記事目までを1ヶ月に8本書くと、100記事ができあがるのに約11ヶ月になります。

100記事くらいあると、そこそこ読み応えのあるブログになるので、完成形として目指す1つの姿ではあるでしょう。

100記事を超えたらケースバイケース

100記事を超えてくると、ケースバイケースの傾向がさらに強くなります。

競合が強くてドメインパワーをもっとあげたいと思うなら、緩めることなく次々に記事を投入していくべきでしょう。

ジャンル的に100記事以上のネタを書くのが辛いとなれば、無理やり書いても検索エンジンの評価を下げるだけなので、しばらく放置でよいかもしれません。

ふるや

この段階になると、新規で記事を書くよりも、既存の記事をリライトして鮮度を保ったり、質を高めたりする方が重要な場合もあります。

私は小さいもので30記事くらい、大きいものだと300記事を超えるブログを扱っていますが、記事数とアクセス数や収益は比例しないことが実体験としてわかっています。

したがって、100記事を超えて記事を書くかどうかは、目標としている収益につながるかどうかで判断する必要があります。

更新頻度よりも重要なこと

ブログを始めたばかりだと更新頻度がついつい気になってしまいますが、更新頻度よりも重要なことがあります。

それは以下2つです。

  • ブログの完成形をある程度決めておく
  • 書く熱意を失わないジャンルにする

それぞれ詳細を解説していきます。

ブログの完成形をある程度決めておく

ブログを始める前に完成形をある程度決めておきましょう。

完成形を決めると、以下のメリットがあります。

  • ブログを完成させるのに必要なおおよその記事数がわかる
  • 更新頻度よりも完成形に近づけることに集中できる

とはいえ、初めのうちはブログの完成形を具体的に想像するのは難しいと思います。

ですので、おおよそのイメージでよいので決めておきます。

「このジャンルの中で、このカテゴリーとこのカテゴリーくらいを埋めることをゴールにしよう」くらいの感じで大丈夫です。

完成形を決めて、完成形に近づいたらやることがなくなるのでは?

ふるや

そんな心配は、完成形ができた後にすればよいことですよ。

完成形と思ったブログに新しいジャンルを加えてもよいですし、完成したらリライト中心で放置して新しいブログを立ち上げるアイデアもあります。

いずれにせよ完成形を決めて、そこに向けて記事を書くと決めれば、どちらかというと本質的ではない更新頻度に悩まずに済むようになります。

書く熱意を失わないジャンルにする

更新頻度で悩むくらいなら、熱意を失わないジャンル選びに悩みましょう。

なぜならブログは一時的な更新頻度を上げることよりも、更新頻度が多少低くてもよいので続けることの方がはるかに重要だからです。

ふるや

実際にブログを始めた人の多くが、更新頻度の問題よりも続かなくなる問題に直面します。

そのまま熱意を失ってやめてしまう人もたくさんいます。

辞める理由は様々あるでしょうが、少なくとも自分の熱意を持てるジャンルを選べば、ブログを続けられる可能性は格段に上がります。

熱意があれば更新頻度など気にしなくなりますし、それこそ寝る間を惜しんででも更新しようという気になるので、必然的に更新頻度も上がっていきます。

もし更新頻度をどうしようか悩んでいるのであれば、1-2ヶ月更新を休んででも自分が熱意を持って書けるジャンルを探してみるのがよいでしょう。

まとめ

以上、ブログの更新頻度、毎日更新について解説してきました。

ブログの毎日更新はほぼ意味がなく、Googleの人も量より質だと明言しています。

ただし以下のようなケースでは、毎日更新も意味があると考えられます。

  • ブログを始めたばかりの初心者がやる毎日更新
  • 新しいブログを立ち上げたばかりのときの毎日更新
  • ブログを見に来るファンがいる人の毎日更新

また適切な更新頻度というものも存在せず、ジャンルによっても異なります。

更新頻度で悩むのであれば、まずは以下のことに時間を使うことをおすすめします。

  • ブログの完成形をある程度決めておく
  • 熱意を失わないジャンルにする
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