ブログのジャンル選びに悩んでしまうけど、決め方にコツはあるの?
ブログ歴5年の副業Webライターが解説していきます。
ブログを始めるときに重要になのが、ジャンル選びです。
ところが、いざジャンルを選ぼうとすると迷ってしまったり、一旦ジャンルを選んで書き始めたもののしっくりこなかったりすることも少なくありません。
この記事では、ブログのジャンルを選ぶときのコツ、注意点と、稼ぎやすいジャンルについて解説していきます。
稼ぎやすいジャンルは4つだけ【昔から変わっていない】
大前提として、稼ぎやすいジャンルというものが存在します。
しかも、そのジャンルは昔から変わっていません。
以下の4つです。
- お金に関するジャンル
- 恋愛に関するジャンル
- 健康に関するジャンル
- 娯楽に関するジャンル
たとえば、転職ジャンルは、転職によって「年収を上げたい」人が集まるジャンルと考えれば、お金に関するジャンルといえます。
恋愛関連(アダルトも含む)も、需要の尽きないジャンルです。
健康系については、医療行為に関する話はYMYLになりますが、転職や退職によってブラックな職場から逃れる人をターゲットにするなら、健康に関するジャンルといえます。
娯楽の代表はエンタメ系や芸能系、暇つぶしのためにお金を使う分野です。
自分の発信が、最終的に4つのジャンルのどこにつながるかを考えることで、マネタイズの方向性が見えてくるでしょう。
ブログのジャンルの決め方【コツ】4つの観点
稼ぎやすいジャンルがあるからといって、無計画にジャンルを選ぶと失敗するので、いくつかのポイント(コツ)をおさえておく必要があります。
そのコツとは、以下4つの観点から考えることです。
- アクションにつながる価値を提供できること
- 強みを生かせること
- 無理なく続けられること
- お金にする手段があること
それぞれ詳細を解説していきます。
アクションにつながる価値を提供できること
ブログを始めるときに考えるべきことは、ブログの提供価値です。
提供価値を明確にするには、以下3点の質問に答える必要があります。
- ブログは誰をターゲットにしていますか?
- その人は今何に困っていそうですか?
- ブログを通じて、その人にどうなってもらいたいですか?
提供価値を整理できたら、その価値がアクションにつながるかを考えます。
ここでは、「あったらいいね」というレベルではなく、「アクションを起こしてでも解決したい」と思えるレベルの価値・解決策になっているかを確かめます。
基本的に「アクションを起こしてでも解決したい」ことは、先ほどあげた4つのジャンルのどれかにつながります。
たとえば、「20代の日系メーカー技術職」の人で、「今のままでは将来的なキャリアを描けない」という悩みを持つ人に、「転職によって将来も競争力のある人材であり続けられる可能性を示す」という価値を示せるとどうでしょうか。
読者は、将来的なお金の悩みを解決できる可能性を感じて、ブログを読んだ後に転職エージェントに登録するというアクションを期待できそうです。
このように読後のアクションにつながる価値を提供することで、この後に説明するブログを収益化する道にもつながっていきます。
強みを生かせること
選んだジャンルで自分の強みを生かせることも重要です。
アクションにつながる価値を提供できたとしても、そこに強みがないと競合相手と差別化できません。
先ほどの転職ジャンルの例だと、自分が日系メーカー技術職で転職経験があれば説得力のある記事を書けそうですが、そうでないとリアルな記事が書けません。
リアルな記事が書けないと、読者の満足度を上げるのは難しく、収益からは遠ざかってしまいます。
もし、今の段階で強みがないなら、選んだジャンルを将来的に強みにすると決意できるジャンルにするのがよいでしょう。
無理なく続けられること
提供価値が明確で強みを生かせても、続けられないジャンルだと、次第にモチベーションが下がってしまいます。
たとえば、過去に経験した仕事をベースにジャンルを選定するとしましょう。
しかし、その仕事のことをつまらない仕事だと思っているなら、ブログ記事を書いているうちにつまらなくなってしまうかもしれません。
そうすると、途中で嫌になってブログを挫折してしまう可能性も高まります。
ブログは収益が出るのに時間がかかるので、自分が無理なく長く付き合っていける分野を基軸に選ぶべきでしょう。
お金にする手段があること
アクションにつながる手段があって、強みを生かせて、無理なく続けられても、お金にする手段がないと収益にはつながりません。
アクセスはあるのに、儲からないブログの出来上がりです。(私も過去、これで苦しみました)
最もわかりやすいのが、先ほどあげた転職の事例のように、提供価値とアフィリエイト案件を簡単に紐付けられるジャンルです。
もし、アフィリエイト案件がない場合は、どうするか?
以下の方法があります。
- 自分の商品を作って売る
- アフィリエイト案件として取り扱ってもらう
- グーグルアドセンスにする
この中で、最もマネタイズの幅を広くできるのが自分の商品を作って売ることです。
たとえば、「キャリアに関する情報を発信しているけど、お金にできない」という場合は、「キャリア相談」や「職務経歴書の書き方」「転職の面接指導」などの商品を作るのも一案です。
あるいは、売りたい商品があってもアフィリエイト案件にないのであれば、ASPに取り扱ってもらえるようにお願いするのもよいでしょう。
A8.net(エーハチネット)には、「プログラムリクエストフォーム」があって、新たな案件として取り扱えるように交渉できる仕組みがあります。
アクセスさえ集められれば、グーグルアドセンスで稼ぐ方法もありますが、その場合は相当なアクセスを集める必要があります。
個人ブログで10万PVを集められれば十分に中級者ですが、グーグルアドセンスだけだと10万PVでも2-3万円程度の収益に留まってしまいます。
10万PVもあれば月100万円超になることも珍しくないアフィリエイトとは対照的です。
ジャンルを選ぶときの3つの注意点
ジャンルを選ぶ際には、3つの注意点があります。
- YMYLジャンルは避ける
- 好きや得意だけで選ぶと詰む可能性がある
- 収益目的なら提供価値とマネタイズを軸に考える
それぞれ詳細を見ていきましょう。
YMYLジャンルは避ける
YMYLとは、Your Money Your Lifeの略で、Googleが考える人生に大きな影響を与えるジャンルのことです。
たとえば、医療に関連する情報は、個人のリアルな体験談をベースにしたブログであっても、個人ブログであるかぎり検索結果に掲載されることはありません。
なぜなら、Googleは医療情報をYMYLジャンルとして考えていて、専門家として信頼できる人の見解だけを検索結果に載せているからです。
医療関連以外にも、投資・金融関連や、法的な分野や、公的な分野などがYMYLに該当してきます。
ただし、厳密に区切られているわけではないので、個人ブログでも上位来る可能性がゼロではありません。
YMYLかどうかは、関連するキーワードの検索上位に個人ブログが入っているかで判断できます。
もし、個人ブログが1つもなく、公的機関や企業などの記事だけが上位にあるなら、YMYLと判断してよいでしょう。
個人ブログでは、YMYLを避けないと、どれだけ頑張っても検索エンジンからの集客を見込めなくなります。
好きや得意だけで選ぶと詰む可能性がある
ブログ初心者でよくあるのが、「好き」「得意」だけで突っ走ってしまって、あとでマネタイズができなくなるパターンです。
私もブログを始めた当初はこのパターンにはまっていて、幸いアドセンスでそこそこの収益にはできましたが、アフィリエイトはほぼゼロでした。(やがてアクセスも少なくなったので、そのブログは閉鎖しました)
マネタイズできないブログを後からマネタイズできるように改造するのは、至難の業です。
そのため、収益化を目的にブログを作るのであれば、「好き」「得意」だけで突き進むのは避けることをおすすめします。
収益目的なら提供価値とマネタイズを軸に考える
収益目的でブログをやるなら、「好き」「得意」よりも「提供価値」と「マネタイズ(お金にできる方法)」を基軸にジャンルを考えるべきでしょう。
先ほども書いたように、マネタイズできないブログを後からお金にするのは極めて困難だからです。
提供価値に関しては、先ほど書いた「読後のアクションにつながる価値を提供できるか」が大事です。
そしてマネタイズに関しては、「王道の4ジャンル」のどれかにつなげることで難易度が下がるでしょう。
本気で収益化を目指すのであれば、マネタイズできる分野を自分の「好き」「得意」にする方が、短時間で収益を得られます。
ブログのジャンル選びで【よくある質問】
ブログのジャンル選びに関して、よくある質問をまとめました。
まとめ
以上、ブログのジャンル選びのコツについて解説してきました。
ブログのジャンルを決めるコツは、以下4つの観点から考えることです。
- アクションにつながる価値を提供できること
- 強みを生かせること
- 無理なく続けられること
- お金にする手段があること
この4つをバランスよく満たせるジャンルを見つけられるのが理想的です。
一方で、ジャンルを選ぶときの注意点が3つあります。
- YMYLジャンルは避ける
- 好きや得意だけで選ぶと詰む可能性がある
- 収益目的なら提供価値とマネタイズを軸に考える
ブログのジャンル選びを間違えると、まったく収益化できないブログになってしまいます。
ジャンル選びで悩むのであれば、始める前に経験者に相談してみるのもアリですよ。