Webライティングのスキルをもっと上げたいけど、どうやって練習するとよいのだろう?
1文字5円以上で記事を書く副業Webライターが答えていきます。
Webライターとして単価を上げていくためには、ライティングスキルの上達は欠かせません。
Udemyのような有料講座や、ライティングハックス
この記事では、Webライティングのスキルを上げるための練習方法について解説していきます。
Webライティングの練習をする際に注意すべきポイント
ライティングというと、誤字脱字をなくすことや「てにをは」を気をつけることなど、ついつい細かいところに目がいってしまいがちです。
もちろん、これらのポイントもクライアントに納品する段階では重要なことです。
しかし、webライティングのスキルを上げるには、もう少し大きな2つの点を最初に考えておく必要があります。
記事の良し悪しの80%は構成で決まる
段取り八分という言葉があって、「仕事の下準備が完璧にできていれば、仕事の8割は完了したも同然」という意味です。
Webライティングの場合、この段取りにあたるのが「記事の構成」です。
いくら誤字脱字がなく完璧な文章を書けていたとしても、構成がしっかりしていないと記事の内容がほとんど頭に入ってきません。
したがって、記事を執筆する前に構成を練ることに時間をかける必要がありますし、構成力を鍛えることがライティングスキルを上達させる近道になります。
客観的な情報で裏付ける癖をつける
記事の信頼性を保つ重要な要素の1つが、客観性です。
主観的な感情を前面に出す個人ブログなどを否定するつもりはありませんが、少なくともWebライターとしてクライアント向けに記事を作る際には客観性を重視する必要があります。
記事の客観性を高めるために重要なことは、客観的な情報(=事実)に基づいて書くことを意識しましょう。
事実には、自分が見たありのままの事実もありますし、信頼できる機関が調査した統計データもあります。
ネット上の口コミは、言っていること自体は事実ですが、言っている内容が事実かどうかはよく考える必要があります。
自分が書いていることは、客観的に見て正しいと言えるのか?ということを常に自問しながら書くことで、客観的に物事を考える癖をつけられます。
Webライティングスキルを高める7つの練習方法
ここからは、具体的なライティングスキルを高めるための練習方法として、以下7つを紹介していきます。
- 本を読む
- 企業のプレスリリースを読む
- ロジカルシンキングを鍛える
- 他人の文章を読んで事実と解釈・感想を切り分ける
- 出典の引き出しを増やしておく
- ブログでアウトプットする機会を作る
- 自分の記事や他人の記事を推敲・添削する
それぞれ詳細を見ていきましょう。
本を読む
非常にベタな方法ですが、本を読むことで文章を書く力は上がっていきます。
本は著者だけでなく様々な人の視点・校正が加えられ、文章の質が洗練された状態で世の中に出されるので、それ自体が生きた教材になっているのです。
Webライティングのスキルを上げるために読む本は、2種類です。
1つは、Webライティング・ライティングについて書かれた本を読むことです。
Webライティングでおすすめの本は、以下のリンク先をご覧ください。
もう1つは、ビジネス書を読むことです。
ビジネス書を選ぶときには、主張が明確な本で、かつ様々なデータを引用している本がおすすめです。
たとえば「ファクトフルネス」という本は、膨大な統計データに基づいて書かれた本なので、記事構成の勉強になるだけでなく、主張を裏付ける方法を学ぶ上でも勉強になります。
ビジネス書を読んでライティング力を鍛えるためには、以下のポイントを意識してみましょう。
- 目次を読んで、本全体がどのような構成になっているか勉強する
- 本の各章がどのように論理展開されているかを勉強する
- 主張がデータや具体例によってどのようにサポートされているかを勉強する
- 出典・引用元まで読んで、どのように引用されているかを勉強する
本の論理構成・論理展開に着目して読むようにすることで、ライティング力を高める助けになります。
企業のプレスリリースを読む
企業のプレスリリースも有効な教材です。
たとえば大手企業が商品に関するプレスリリースを出すときは、広報部門だけでなく、商品開発部門、企画部門など、様々な部門の専門家にチェックをしてもらった上で発信します。
つまり、本と同様に多重のチェック・校正を経て、ファクトチェックも十分になされているので、その分だけ質が洗練されているのです。
本に比べて短い文章の中で、商品の魅力を正確に伝える構成になっていることから、商品レビューを書くときにも参考になる題材です。
ロジカルシンキングを鍛える
文章を書くことは、論理を展開することです。
そのため、ベースとなる論理思考力(ロジカルシンキング)を鍛えることで、文章を構成したり、書いたりする力を高めていけます。
ロジカルシンキングを鍛えるためには、ロジカルシンキングの基本概念を本で学ぶのがよいでしょう。
ロジカルシンキングの分野で多くの人に長年親しまれているのが、以下の2冊です。
いずれの本もライティングというよりはビジネスシーンに特化した内容ではありますが、論理展開する能力を高める助けになる名著です。
他人の文章を読んで事実と解釈・感想を切り分ける
新聞を読んだり、本を読んだりするときに、事実と解釈・感想を切り分ける癖をつけておくと、自分が文章を書くときにも明確に切り分けて書けるようになります。
たとえば、以下のような文章があるとします。
彼は本当に雨男だと思う。なぜなら、彼と一緒に外出して、雨が降らなかったことがほとんどないからだ。実際に、これまでに彼と一緒に外出した10回のうち実に9回が雨で、さらにそのうちの1回は電車が一時ストップするほどの大雨だった。
この中で、事実が書かれているのは「去年彼と一緒にでかけた10回のうち実に9回が雨で、さらにそのうちの1回は電車が一時ストップするほどの大雨だった」という部分です。
一方で、この事実をもとに「雨男」だと書いているのは、あくまで作者の解釈でしかありません。
このように文章を読んだときに「事実」と「解釈」を切り分ける練習をしておくことで、自分で文章を書くときにも同じように切り分けてわかりやすい文章を書けるようになります。
出典の引き出しを増やしておく
出典の引き出しを増やすと、適切な引用をして記事の信頼性を上げるのに役立ちます。
よく使う出典の例としては、以下のものがあります。
- 政府など公的機関の統計データ
- 業界団体の調査データ
- 企業の調査データ
- 企業のプレスリリース
- 本
自分がよく書く分野に関して、信頼できるデータを公開しているところをストックしておくのも有効な方法です。
もし海外の情報にもアクセスできるなら、記事執筆の幅をさらに広げるのに役立ちます。
ブログでアウトプットする機会を作る
インプットばかりだと限界があるので、アウトプットをする機会を作ることも大事です。
Webライターとして案件を受ける以外にアウトプットの機会を作る方法として、ブログを書いて発信することが挙げられます。
ブログをアウトプットの練習台にするメリットとして、以下のようなことが挙げられます。
- Webライティングの練習になる
- ブログの運営経験が案件獲得に役立つ
- ワードプレスの操作スキルが身につく
- SEOの実践的な経験になる
- Webマーケティングの知識が身につく
- ブログ経験が単価アップにもつながる
- ブログを継続すると資産になる
ブログは練習台にできるだけでなく、Webライターとしての幅を広げる機会にもなるので、練習方法としておすすめです。
自分の記事や他人の記事を推敲・添削する
自分でアウトプットした記事や、他人の記事を推敲・添削して、さらによくする方法はあるか?と考えることもよい訓練になります。
推敲・添削をすることで、文章を書きながら推敲・添削する癖がついてくるので、さらにレベルの高い文章を書けるようになっていきます。
自分でアウトプットした記事を推敲・添削する際には、以下の記事を参考にできます。
ブログの場合は、一度アウトプットした記事を修正できるので、定期的に読み直して校正することもおすすめです。
実際に私も、記事に新しい情報を加えるなど、リライトのタイミングでもう一度読み直して、冗長的な表現を修正する作業を繰り返しています。
なお、文章を機械に添削させたいなら「文賢(ぶんけん)」というクラウドサービスがおすすめです。
文賢には、表現の修正、校閲、推敲などを自動で行う機能のほか、読み上げ機能もついています。
ソフトが自動判定してくれるので、文章チェックの手間を大幅に削減できています。
「沈黙のWebライティング」の著書で有名な松尾氏が運営している会社が販売しています。
文賢の公式サイト⇒ https://rider-store.jp/bun-ken/
1人だと練習できない人にはスクールがおすすめ
Webライティングは、1人でコツコツ練習しながらスキルを上げることが可能です。
実際に私のように独学だけで1文字5円を超える単価で仕事をしたり、1記事3万円以上をもらったりしている人も少なくありません。
しかし、中にはこんな不安を持つ人もいると思います。
自分1人だと、ダラダラしてしまって練習に身が入らない。。。
こういう方には、強制的に練習できる環境を作ることをおすすめします。
その環境とは、Webライティングスクールです。
Webライティングスクールには、以下のメリットがあります。
- 一緒に学ぶ仲間ができる
- 独学で試行錯誤するよりも早くライティングの基礎を学べる
- 経験のある講師・コーチがフォローしてくれる
- 案件の斡旋にもつながる
もちろんスクールで受講すると、その分だけお金がかかるデメリットもあります。
しかし、Webライターとして本格的に仕事を受注できるようになれば、スクールにかけたお金は2-3ヶ月程度で回収可能です。
「1人で練習するのは、不安」という方におすすめのスクールは、以下2つです。
ライティングハックスでは、記事タイトルや、見出し構成などの記事の基本的な書き方に加えて、SEOの基礎、取材記事の書き方、案件を獲得する方法など、Webライターとして独り立ちするための77本の動画がパッケージになっています。
動画を見て終わりではなく、記事の添削サポート(3回まで)があるほか、受講中から卒業後も含めて質問を無制限に受け付けてくるので、独学だけだと不安な人でも安心して学べます。
また、卒業生限定グループで仕事の斡旋もあるので、「スキルを学んでも、仕事をとれるかが不安」という方にも向いています。
価格は69,800円ですが、副業Webライターとして案件がとれるようになれば、2-3ヶ月で十分に元がとれる金額です。
気になる方は、ライティングハックスの公式ページをご覧ください。
SHElikes(シーライクス)
SHElikes(シーライクス)は、女性専用のWeb系スクールです。
「悩みを率直に話せる女性と一緒に学びたい」
「女性ならではライフスタイルを理解してくれる人がまわりにいて欲しい」
こんなニーズを持った方におすすめです。
専門ライターを目指す人のためのWebライティングコースでは、ライティングのプロとして独り立ちできるスキルを学べます。
また、理想のライフプラン・キャリアプランを考えるコーチングや、ティーチング・アシスタントを交えた勉強会などがあります。
SHElikes(シーライクス)の公式サイトから、無料体験レッスンに申し込めます。
まとめ
以上、Webライティングのスキルを高める練習方法の紹介でした。
この記事では、以下7つの方法を紹介しました。
- 本を読む
- 企業のプレスリリースを読む
- ロジカルシンキングを鍛える
- 他人の文章を読んで事実と解釈・感想を切り分ける
- 出典の引き出しを増やしておく
- ブログでアウトプットする機会を作る
- 自分の記事や他人の記事を推敲・添削する
ライティングは練習すればするほどうまくなり、ライティングによる収入を増やすことにつながります。
実際に私の知り合いで、ライティングを半年ほど地道に勉強して、今ではブログ運営の一部を手伝って収益を得ている人もいます。
副業Webライターとして目指す目標に向けて、地道に練習を続けていきましょう。