ブログを始めてみたいけど、何からやればよいのだろう?
ブログ歴5年以上、過去7つのブログを立ち上げた経験のある副業Webライターが解説していきます。
この記事では、初心者がブログを始める手順について1つずつ解説していきます。
ここに書いた手順のとおりにやれば、2-3時間で自分専用のブログを開設できますよ。
副業でブログを立ち上げたいと思っている人は、ぜひご覧ください。
ブログを始めるのに必要な費用
ワードプレスでブログを始めるのに必要な初期費用は、だいたい2万円~3万円です。
ドメイン(必須) | 1円~(最初の1年分) |
レンタルサーバー(必須) | 約13,000円(最初の1年分)+初期費用 「エックスサーバー」の場合 |
ワードプレス(必須) | 無料 |
ワードプレスのテーマ(オプション) | 10,000円~20,000円 |
2年目からは年間維持費として、1.5万円くらいかかります。
たったこれだけのお金で、マネタイズの可能性がある自分専用の発信媒体を持てるのです。
もっと安い費用でブログを立ち上げることも可能ですが、カスタマイズやマネタイズの面での制約が大きいので、将来的なことを見越して考えるとワードプレス一択です。
ブログを収益化する方法
ブログを収益化する方法は、大きく4つあります。
- アフィリエイトをやる
- グーグルアドセンスを貼る
- 純広告を掲載する
- 自分のスキルや商品を売る
この中でブログ初心者におすすめなのが、アフィリエイトとグーグルアドセンスです。
アフィリエイト
アフィリエイトとは、ブログ内で他者の商品を紹介して、紹介料を得る仕組みです。
たとえばA社が販売している商品Bをブログで売ったときに、その紹介料をA社からもらうのがアフィリエイトです。
A社と直接アフィリエイトのやりとりをするかわりに、ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダー)と呼ばれるネット広告代理店を通すケースもあります。
アフィリエイトだと、紹介料が1件50円くらいのものから、高いものだと1件1万円を超えるものもあります。
アフィリエイトは少ないアクセス数でも、大きな収益を目指せる特徴があります。
グーグルアドセンス
グーグルアドセンスとは、グーグルが提供するクリック型の広告です。
商品が売れなくても広告がクリックされるだけで収益になるので、初心者が素早く収益を出すのに向いています。
一方でグーグルアドセンスには、2つのデメリットがあります。
1つめは、ブログの審査が厳しいことです。
ブログに広告を貼るために、グーグルに審査をしてもらいますが、その審査がなかなか通りません。
10回以上申請しても通らないケースもあるくらいです。
2つめは、収益ポテンシャルが低いことです。
広告を1クリックされたときの報酬は、おおよそ20円~40円くらいになります。
アフですのでアドセンスだけで月5万円、10万円と稼ごうと思うと、相当なアクセス数を獲得しなければなりません。
ブログを始めるメリット・デメリット
個人でブログをやるメリットとして、以下10個が挙げられます。
- 小さく始められる
- 失敗してもノーリスク
- 時間や場所の制約なく運営できる
- 文章力を身につけられる
- 論理思考力が高まる
- 自分のスキルや経験を他者の悩み解決につなげられる
- 副収入につなげられる
- Webマーケティングの知識を得られる
- セールスライティングのスキルを身につけられる
- ブログ運営の経験自体が価値になる
10個のメリットの中でも特に高い価値をもつのが、Webマーケティングのスキルと、セールスライティングのスキルです。
実際に私もブログ運営を通じて得た知識をベースに、企業からWebマーケティングやWebライティングの仕事を請け負うまでになりました。
ブログ運営を通じて、ブログ自体が資産になるだけでなく、運営スキルも資産にできるのです。
もちろんデメリットもあります。
- お金がかかる
- 収益化に時間がかかる
収益化には時間がかかるのはデメリットで、早い人でも3ヶ月くらい、時間がかかる人だと1年くらいかかる人もいます。
しかし収益が出ない間も、ライティングのスキルは積み上がっていくので、Webライティングの副業で収入を得ることも可能です。
実際にブログで収益化できるまでの間に、ライティングの副業で収入を大きく伸ばしている人もいます。
ブログ自体の収益化には時間を要しますが、ブログのスキルは比較的早くお金に変換できますよ。
ワードプレスでのブログの始め方【7つのステップで解説】
ここからはワードプレスを使ったブログの始め方を解説していきます。
ブログを開設するのに、必要なことは以下の7つです。
- ドメインを取得する
- レンタルサーバーを借りる
- ワードプレス(WordPress)をインストールする
- ワードプレステーマを導入する
- ASPに登録する
- ブログの提供価値と販売するものを決める
- 記事を執筆する
順に解説していきます。
ステップ1:ドメインを取得する
ドメインとは、インターネット上の住所のようなもので、Webサイトを閲覧するときに入力する「URL」になります。
Google Chrome、Safari、EdgeなどのWebブラウザで特定のページを見るためには、特定のURLを打ち込む必要があります。
たとえば、以下のようなURLがあります。
- yahoo.co.jp
- youtube.com
このブログのURLは「nsspirit-cashf.com」となっていますが、このURLはこのブログのドメインです。
ドメインは「お名前.com」のような大手ドメイン管理サービスで取得することもできますが、レンタルサーバーと一緒に契約するとゼロ円でも取得できます。
ステップ2:レンタルサーバーを借りる
ブログを運営するためには、ブログのデータが保存されるサーバーをレンタルする必要があります。
ブログを立ち上げて、書いた記事はサーバーに蓄積されていきます。
サーバーの場所とドメインが設定によって紐づくことで、URLに自分のドメインを打ち込んだときに、自分のブログが表示されるようになります。
ブロガーに人気のレンタルサーバーは、以下3つです。
エックスサーバー | 初期費用3,300円、年間13,200円(1年プラン):シェア36%で堂々トップの老舗。性能と安定性に定評があります。 |
ConoHa WING | 初期費用0円、年間15,840円:個人ブロガーに人気で、サポートに定評があります。 |
mixhost | 初期費用0円、年間12,936円:性能に定評があります。アダルトブログの運営もOKです。 |
業者によって料金や性能に多少の差異はありますが、初心者のうちはサーバー選びに時間をかけるよりも、記事を書いていく方が大事です。
したがってシェアNO.1で多くのブロガーに信頼されていて、サポートもしっかりしている「エックスサーバー」をおすすめします。
私が現在運営している5つのブログのうち、4つはエックスサーバーを利用しています。
エックスサーバーの価格プランは以下のとおりです。
レンタルサーバーをより詳細に比較したい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
ステップ3:ワードプレス(WordPress)をインストールする
ワードプレスとは、CMS(Contents Management System:コンテンツ・マネジメント・システム)のことです。
簡単に言うと、プログラミングをしなくても、誰でもブログ記事を作成したり、管理したり、修正できたりするシステムです。
パソコンやスマホはOSとOS上のアプリによって動いていますが、ブログを動かすためのOSがワードプレスだと思ってもらえばよいです。
ワードプレスは、レンタルサーバー契約時にあわせてインストールできます。
エックスサーバーのクイックスタートなら、追加料金なし、たった10分でサーバーを契約してワードプレスを使えるようになります。
ConoHa WINGや
ステップ4:ワードプレス用のテーマを導入する
ワードプレスを初期設定のまま運営すると、味気ないデザインになってしまいますし、検索エンジンで上位表示する上でも課題が残ったままになります。
だからといって、デザインをカスタマイズするには、プログラミングの知識が必要になってしまいます。
「プログラミングの知識がなくても、デザイン性の高いブログにしたい」
「検索エンジンで上位されやすいブログにしたい」
こんな要望をかなえてくれるのが、ワードプレスの「テーマ」です。
ワードプレステーマを導入すると、誰でも簡単にかっこいいブログ、かわいらしいブログ、クールなブログを作れるようになります。
ブロガーの中で人気のテーマは、以下5つです。(私は上3つのテーマを実際に使用しています)
SWELL | 17,600円:ワードプレステーマでトップシェアを誇る人気テーマです。スタイリッシュなデザインを実現できるだけでなく、使いやすくエディタで執筆が捗るところも魅力です。 |
Affinger6 | 14,800円:豊富な機能が搭載されていてアフィリエイターに人気のテーマです。 |
JIN | 14,800円:ワードプレステーマのシェア4位。機能と使いやすさのバランスに優れたテーマです。 |
SANGO | 11,000円:ワードプレステーマのシェア3位。ポップなデザインを実現できるテーマです。 |
Cocoon | 無料:ワードプレステーマのシェア2位。プログラミングして自分好みにカスタマイズしたい人向けです。 |
初心者には、このブログでも使っているSWELLをおすすめします。
カスタマイズの幅が広く、かつ操作しやすい思ったのがSWELLだからです。
一度購入すると自分が運営する全てのブログに使えるので、「ブログを失敗したからやり直したい」、「2個目のブログを作りたい」と思ったときにも追加費用なくやり直せます。
SWELLの公式サイト⇒ https://swell-theme.com/
有料テーマを購入しなくてもブログを書けますが、後になって「こんなことなら、最初にお金を出してテーマを買っておけばよかった」と後悔する人が多いので、最初から購入しておくことをおすすめします。
ステップ5:ASPに登録する
収益化をするなら、ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダー)に登録するのが近道です。
日本にあるASPは20社以上ですが、手始めに登録したいのは以下の2つです。(ASPに登録前に5-10記事程度は書いておきましょう)
A8.net | 幅広いジャンルを扱っている老舗ASPです。A8に登録しておけば当面紹介するものには困りません。 |
もしもアフィリエイト | A8と同様に幅広いジャンルを扱っているASPです。もしもアフィリエイトは、アマゾンや楽天の商品を紹介したい人に人気です。 |
登録が完了したら、扱われている商材を見て、どんなものを販売できそうかを考えてみましょう。
取り扱うジャンルがピンとこないという場合は、他のASPをあたってみてもよいでしょう。
ステップ6:ブログの提供価値と販売するものを決める
ASPへの登録が完了したら、ブログで提供できる価値を明確にすることが大事です。
価値と言われても、よくわかりません。。。
価値とだけ言われても難しいと感じるなら、価値を考えるために以下の質問に答えてみましょう。
- ブログは誰をターゲットにしていますか?
- その人は今何に困っていそうですか?
- ブログを通じて、その人にどうなってもらいたいですか?
このシンプルな3つの質問に答えられれば、ブログが提供する価値を明確にできます。
たとえば、以下のように考えます。
- 社会人10年目で、1社で長く働いた人
- 始めての転職をしようか迷っていて、できれば年収を下げずに転職したい
- 社会人10年目で始めて転職するときの注意点、エージェントの活用方法、年収を下げずに転職できるコツを知ってもらう
このように整理できると、ブログの価値は「始めて転職する社会人10年目の人が安心して転職活動をできる情報を提供し、その人が結果としてよい転職先を見つけられる状態にする」ことだとわかります。
販売するものは「おすすめの転職エージェント」になるでしょう。
自分が体験したこと、知識として持っていることを中心に書いていくことをおすすめします。
提供価値やターゲットをうまく決められないなら、アマゾンや楽天で自分が買った商品をレビューするところから始めてみてもよいです。
アマゾンで購入を迷っている人にとっては、体験談も十分に価値のあるコンテンツだからです。
ステップ7:本格的に記事を執筆する
ここまでの準備ができたら、いよいよ記事を執筆していきます。
ブログの執筆方法については、以下の記事で解説しています。
ブログ記事の構成【10のステップ】1記事3万円ライターが解説
ブログの記事ネタがない【6つの解決策】ただしデメリットに注意
適切なブログの更新頻度は?【毎日更新はほぼ効果なし】実例を交えて解説
ブログを始めるにあたって【よくある質問】
ブログを始めるにあたって、よくある質問をまとめました。
まとめ
以上、ワードプレスでブログを始める方法について解説してきました。
- ドメインを取得する
- レンタルサーバーを借りる
- ワードプレス(WordPress)をインストールする
- ワードプレステーマを導入する
- ASPに登録する
- ブログの提供価値と販売するものを決める
- 記事を執筆する
安価に開設できるブログに、デメリットはほぼありません。
一方で、収益化ができる可能性や価値あるスキルが手に入る可能性があるなど、メリットはたくさんあります。
やろうと思ったそのときに始めないと、将来の大きな可能性の芽をつんでしまうことになるかもしれませんよ。